シュールの本棚

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10 連環画の壺 「鑑真」

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753年11月、鑑真を乗せた船を含む四隻が、同時に出航して日本に向かう。

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12月20日、鑑真を乗せた第2船は秋妻屋浦に漂着、大安寺の僧延慶が大宰府に案内する

●壺10 鑑真  (がんじん 688- 763)

唐の揚州江陽県生まれ。14歳で得度、20歳で長安に入る。鑑真は南山律宗の継承者で、4万人以上に授戒を行った。揚州の大明寺の住職であったが、日本から来た僧から戒律を日本へ伝えるよう懇請された。

748年11月、日本に向かって出航したが、嵐にあい海南島に到着。751年鑑真は海南島を出発しての途上、端州で日本人僧の栄叡が死去。そして鑑真は両眼を失明。753年12月、鑑真は再度日本に向けて出航する。12月20日秋目に到着して来日が実現した。12月26日大宰府に到着、大宰府観世音寺に隣接する戒壇院で初の授戒を行う。