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1 香港の盛衰 2019年の「グローバルピープル」に選ばれた香港警察

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『環球人物(global people)』表紙の香港警察

 香港の「逃亡犯条例改正反対法」では、市民によるデモ隊と衝突する警察は、しばしば国民の標的にされ、国民から批判されている。しかし、彼らは過去6か月間に500人近くの警察官が負傷したという。そこで「人民日報」の雑誌『環球人物』では、香港警察の行動を讃え、2019年の「グローバルピープル」に選んだという。
 「国際在线」(2019.12.30) によると、香港には約3万人の警察官がおり、香港の居住者1万人あたり約40人の警察官がいる。
 警察の情報によると、警察戦術部隊の現在の構成は、7つの常設大隊(合計1190人の隊員)と2つの訓練された大隊(合計340人の隊員)、および特殊戦術小隊「速竜」分隊(合計200人)で構成されている。したがって、香港ではいつでも配備でき、暴動の阻止に参加できる約1,730人の移動警察官がいるとされ、大規模なイベントの早期警告があった場合、約3,000から4,000人の警官が勤務することになるという。
 香港と中国内部では、これまで異なる立場から報道がなされてきたが、今後どう変化していくのか。