シュールの本棚

世界で日々起きていることは、現実を超えて進んでいる

1北京の盛衰 100年前の紫禁城(はじまり)

f:id:danbuer:20210215110625j:plain

  紫禁城に入る8カ国連合軍兵士 (写真「毎日頭条」2019.8.30)

1900年に起きた清朝末期の「義和団の乱」は、その勢いが北京へと展開し、6月10日、20万人の義和団が北京に入城した。
 義和団鎮圧のために軍を派遣したのは、欧米七カ国と日本である。総司令官にはイギリス人のアルフレッド・ガスリーが就任した。
 西太后は北京陥落前に紫禁城を脱出し、10月には西安に辿り着いた。
 清朝は宣戦布告し、北京在住の外国人925名と中国人クリスチャン3000名ほどの老若男女が紫禁城に逃げ込んだ。
6月19日に24時間以内の国外退去命令が伝えられ、翌日から攻撃が始まった。2か月間の籠城のにち、海外からの援軍の到着で8月14日連合軍が北京を占領する。