2021-03-13 23 北京の盛衰 円明園 円明園・長春園にある西洋楼遺址区の廃墟 円明園(えんめいえん)は、北京市海淀区に位置する、清代に築かれた離宮の遺構。1709年、清朝4代皇帝康熙帝が、皇子の胤禛(いんしん)に下賜した庭園。胤禛が皇帝(雍正帝)に即位後、建物が増築・拡張された。 1856年に勃発したアロー戦争で、フランス・イギリス連合軍が侵入、遠征軍司令官エルギン伯の命を受けたイギリス軍が円明園を徹底的に破壊し廃墟とした。1984年に遺跡公園建設が始まり、1988年に国の重点保護文化財に指定され、多くの観光客を集めている。