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10 北京の盛衰 故宮の文化遺産の大移動

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文化的遺物を運び出している関係者(1933年)

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移動する前に広場に置かれた遺物(1933年)

 1933年2月、華北と東北の境界の山海関が占拠され、北京が危機に瀕したため、故宮博物院の人々は1万3000箱以上の文化的遺物を梱包し緊急避難、中国の大部分を横断して移動した。
 1936年に上海に保管されていた文化財は、5回に分けて南京の新しい倉庫に移された。 1937年の「盧溝橋事件」後、紫禁城の文化遺物は南に移動し、国立中央博物館の準備事務所(現在の南京博物院)の文化遺物は3つのルートで四川省に輸送された。3つの文化的遺物は、1946年に重慶に最初に集中し、1947年に首都南京に運ばれた。 1948年の終わりから1949年の初めにかけて、南に運ばれた2,972箱の文化財が台湾に運ばれ、ついに台北の国立故宮博物院に保存された。 1951年以降に南京に残された1万箱以上の文化財故宮博物院に返送され、残りの2,221箱は南京倉庫に保管され、南京博物院の所有下に置かれた。(来源:澎湃新聞2020.12.30 )