シュールの本棚

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11 『日本の謎』 真珠湾攻撃

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戦艦ウェストバージニアを魚雷攻撃する海軍機(コラージュ)

謎11 真珠湾攻撃のプランは誰か?

真珠湾攻撃(1941.12.8)の成功は、参戦に反対していた米市民を、戦争に向かわせた原動力となった。この攻撃を最も喜んだのは、米参戦を待ち望んでいたチャーチルであった。

 1934年に横須賀航空隊分隊長となった源田実(1904-1989)は、海軍戦闘機隊の基本パターンの形成を行った。彼はこの頃すでに大艦巨砲主義を批判し、航空主兵論を唱えていた。1940年8月に始まった第二次世界大戦バトル・オブ・ブリテン(英独航空戦)を駐英国大使館付武官補佐官としてイギリス側から体験している。

 1941年(昭和16)2月、源田は航空艦隊参謀長・大西瀧治郎から呼び出され、真珠湾における雷撃の可能性を聞かれた。源田は「研究あれば、困難でも不可能ではない。空母に絞れば急降下爆撃で十分である」と回答。 大西から作戦計画案を依頼され2週間ほどで仕上げた。 それに大西が手を加えて、連合艦隊司令長官山本五十六に提出された。(『ウィキペディア』2020.8.22版)