14米国の光と影 コロナ危機での退職
アメリカのピュー調査センターの調査(22年2月7日〜13日)によると、コロナウイルスの発生に関連して、前例のない退職が引き起こしたという。2021年に退職した労働者の大多数の退職の理由として、コロナウイルスの発生に関連していたか尋ねたところ、31%がそうだったと答えた。また低賃金(63%)、昇進の機会がない(63%)、仕事で軽蔑されている(57%)との理由をあげている。また成人の10人に3人は労働時間が少なすぎる、約3分の1(35%)が別の地域への移住を望んでいると述べた。
●転職した人の多くは改善
2021年に仕事を辞め、退職していない人の大多数は、現在、フルタイム(55%)またはパートタイム(23%)で雇用されていると述べた。
大卒者は、教育を受けていない人よりも、前回の仕事と比較して、収入が増え(66%対51%)、昇進の機会が増えている(63%対49%)と言う傾向がある。同様に、教育を受けていない人は、大卒者よりも現在の仕事での収入が少なく(27%対16%)、昇進の機会が少ない(18%対9%)と言う傾向があった。(ピュー・リサーチセンター 2022年3月9日)