23 ローマの盛衰 トレビの泉のコインの行方
ローマで最も有名で場所の一つにトレビの泉があります。首都の中心部のポーリ宮殿(Palazzo Poli)の壁と一体となった人口の泉は、18世紀後半にニコラ・サルヴィが設計した美しい芸術作品の1つです。
噴水を取り巻く多くの伝説には、目を閉じて右手を左肩に置いたまま、背を向けてコインを水に投げ込む人は、誰でもローマに戻ることが保証されます。伝説となったジェスチャーですが、特にこのお金がどこに行き着くのかを知っている人はほとんどいません。
イタリアのHP、vistanet.it(2021.2.23) には、このテーマについて詳しく紹介しています。以下その記事から。
●コインの行方
約200年の間、コインはトレビの泉に投げ込まれてきました。このコイントスは、1800年代の偉大な考古学者、ヴォルフガング・ヘルビッヒによって始められた。彼は、長い滞在後にローマを離れる前に、トレビの泉に古いコインを投げ入れ、すぐに永遠の都に戻ることを決心したのです。
さて投げられたコインは、数年前までカリタス(愛にもとづく慈善)として、首都のホームレスに提供されました。そのお金がまだ予算に計上されているので、カリタスはローマのホームレスのための社会プロジェクトとして実施続けられています。
バージニア・ラッジ市長が保証したように、カリタスは、約20年間続いたように、とにかくお金を受け取り続けます。
観光客が投げ込んだコインを、使用することを最初に決定したのは、2001年のワルテル・ヴェルトローニ市長でした。今日まで、サービス企業ACEAは定期的にタンクを空にし、回収されたコインを袋に入れ、ローマの首都警察の前でローマのカリタスの代表者に届けられます。その後、コインは洗浄されて通貨で分けられ、数えられ、カリタスのボランティアによって銀行に預けられます。