24 ベルリンの盛衰 ベルリン国際映画祭 (終り）
ベルリンで、毎年2月に開催される国際映画祭。毎年約30万枚のチケットが販売され、50万人の入場があり、恒例の映画祭の中でも最大の観客数を誇っている。
1950年に、ベルリンに駐在するドイツのアメリカ高等弁務官で、情報サービス部門の映画責任者オスカ・マーテイが、ベルリンでの映画祭を提案した。1951年の最初の金熊賞の受賞者は5人で、カテゴリとジャンルで分けられた。
●第71回映画祭
2021年の第71回映画祭は、コロナウィルスにより2021年3月1日から5日までバーチャル・フェスティバルとして開催された。フェスティバルの主催者は、今年の映画祭を2つの別々のイベントに分けた。入賞者は、映画業界の専門家に限定されたオンラインプログラムで、3月のフェスティバルの前半で発表された。賞の授賞式は6月13日に行われる。
フェスティバルは、6月20日に追加のベルリン国際映画祭オーディエンスアワード（参加する観客によって選ばれる賞）の発表で終了する。
●ベルリン国際映画祭ー金熊賞（ドラマ）
第1回 （1951年）「ジープの四人」レオポルド・リントベルク監督
第11回 （1961年）「夜」ミケランジェロ・アントニオーニ
第13回（1963年） 「武士道残酷物語」今井正
第21回 （1971年）「悲しみの青春」ビットリオ・デ・シーカ
第32回 （1982年）「 ベロニカ・フォスのあこがれ」ライナー・ファスビンダー
第44回 （1994年）「 父の祈りを」ジム・シェリダン
第50回 （2000年）「 マグノリア」ポール・トーマス・アンダーソン
第52回 （2002年） 「千と千尋の神隠し」宮崎駿
第70回 （2020年）「ベルリン・アレクサンダープラッツ」ブルハン・クルバニ
第71回 （2021年）「 Bad Luck Banging or Loony Porn」ラドゥ・ジュード(ルーマニア) 、なお濱口竜介監督「 偶然と想像」が審査員グランプリ（銀熊賞）に輝いた。
