シュールの本棚

世界で日々起きていることは、現実を超えて進んでいる

2 ベルリンの盛衰 ヨハニスタール飛行場

f:id:danbuer:20210526111141j:plain

ヨハニスタール飛行場でのイベント(1913年)

●ヨハニスタール飛行場
 1909年の9月26日ドイツで初の飛行場がベルリンの南東15kmに作られた。「ベルリン・ヨハニスタール飛行場協会」が設立されたことに始まる。ヨハニスタール飛行場の維持費は、飛行を見物する観客の入場料で賄われ、柵を乗り越える観客に悩まされた。
1913年10月にフランスのスターパイロットによる壮大な飛行イベントが開催され、何十万人もの観客が集まった。
1913年10月17日、飛行船のツェッペリンLZ 18が発火し墜落 、28人が死亡するという事故が起った。

f:id:danbuer:20210526111232j:plain

飛行船のツェッペリンLZ18の事故(1913年)

 1914年に第一次大戦が始まると飛行場は軍事に転用され、終戦後の1919年2月から最初の航空郵便が行われた。1923年にテンペルホーフ空港が開港するとヨハニスタール飛行場の重要性は急激に失われ、1925年に運用停止、現在は一部が航空力学公園となっている。(資料、写真 ドイツ版ウィキペディア