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18 ソウルの盛衰 韓国の犯罪件数

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韓国の市・道区分図

●全犯罪発生と検挙傾向
 2019年の犯罪の発生件数は161万1906件であり、人口10万人当たりの発生件数は3108件であった。
 犯罪別の発生件数では知能犯罪38万1533件(人口割合735.8件)、交通犯罪37万7,354件(727.8件)、暴力犯罪28万7913件(555.3件)、窃盗犯罪18万6,957件(360.6件)などの順で表示される。
 最近5年間全体の犯罪の発生件数は、2015年以降減少していたが、2018年以降増加傾向にあり、前年に比べると2019年の全体の犯罪発生件数は小幅ながら増加した。

●地域の犯罪発生数(2019年)
 犯罪発生件数は、京畿道(39万4276件)、ソウル(30万9269件)、釜山(11万3138件)、慶南(9万6212件)、仁川(9万608件)などの順である。
 2018年と比較して大田、忠北、忠南、済州を除くすべての地域での犯罪発生件数が増加している。
 各地域の人口10万人当たり、最も高い地域は済州(3888.3件)、2位釜山(3314.1件)、ソウル(3178.8件)、大邱(3108.9件)、仁川(3064.2件)の順で高かった。

●犯罪別検挙数の推移(2015年〜2019年)
・2019年に134万2854件が検挙され、検挙された人数は158万5,638人であった。
2015年から2016年までの検挙件数と検挙人員ともに増加傾向であったが、2017年から減少したが、2019年に再び増加した。
・犯罪別には、2019年は前年と比べ凶悪犯罪、交通犯罪が検挙件数と検挙人員が減少した一方、知能犯罪は2017年以来、検挙件数及び検挙人員が増加し続けた。(資料 2019年の「韓国警察犯罪統計」より)