シュールの本棚

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8「作家の死」フロベール

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           フロベール 死因・脳卒中58歳)

ボヴァリー夫人』の作者として有名なフロベール (1821 - 1880)。1857年4月に『ボヴァリー夫人』が刊行される。この本が良俗に反するとする裁判になっていたため出版とともにベストセラーとなり、彼は一躍有名人となった。彼の生活は、結婚よりも時間の節約となるとして売春婦との交流に務めた。その結果か、梅毒にかかる。彼は20代に癲癇にかかり、法律の道に進むのを断念し、孤独な職業である作家を選んだという。母の死後、金銭的生活にもことかき、公式には脳卒中で死んだ。癲癇と梅毒の治療薬の副作用という説もある。彼の死後、遺体の洗浄に作家のモーパッサンが立ち会ったという。