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7 ニューヨークの盛衰 ニューヨーク市の犯罪

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タイムズスクエアのNYPDパトカー(REUTERS)

 ニューヨーク市の犯罪率は、1980年代と1990年代初頭にクラックの流行で急上昇したが、1991年以降減少しており、2017年には主要都市の中でも最も低い都市の1つとなった。 市の犯罪の劇的な減少は、クラックの流行の終結、中絶の合法化、投獄率の増加、子供たちの鉛中毒の減少など、さまざまな要因に起因している。
 しかし2020年をみると、新型コロナの影響によって悪化した経済状況と、それに対する政府支援の欠如が、急激な犯罪増加をもたらしていると言う。12月17日までニューヨーク市での殺人事件は、2019年の312人からこれまでの436人と40%増加している。また銃撃事件は昨年の同時期の748件から1,480件と、ほぼ2倍に増えた。ニューヨーク市は2020年の暴力事件は、14年ぶりの高値で終えると予想されている。
  資料 www.thecity.nyc/2020/12/21