シュールの本棚

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13「作家の死」ポー

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エドガー・アラン・ポー 死因 / 泥酔後に死亡(40歳)

 アメリカの小説家ポー(1809 - 1849)の両親は旅役者で、早くに亡くなる。ポーはヴァージニア大学の成績は優秀だったが、賭博、大酒で悪名を馳せる。1832年1月、『サタデー・クオリア』誌に「メッツェンガーシュタイン」が掲載。1839年、雑誌『ジェントルマンズ・マガジン』の編集者となったポーは、「ウィリアム・ウィルスン」、「アッシャー家の崩壊」などの短編や自作の詩を同誌に掲載していく。

 10月に結婚式を控えた1849年9月、ポーは9月27日にリッチモンドを出、ボルティモアに着く。10月3日、ポーは酒場「グース・サージェンツ」に、泥酔状態でいるところを旧知の文学者に発見された。すぐにワシントン・カレッジ病院に入院したが、4日後の10月7日に死去した。新聞は死因を「脳溢血」などと発表したが、不詳。写真は映画「アッシャー家の崩壊」Jean Epstein(France)1928のシーンより。