25大富豪の世界 移住するミリオネア
図版 worldbank.org
2022年を通じて、8万8,000人のミリオネアが、新しい国に移り住むと予測される(ヘンリー・グローバルシチズンズ・レポートによる)。これらの純資産100万米ドルを超えぅ金持ちは、どこから来てどの国に移動ていくのか?
2020年には、パンデミックによって引き起こされた封鎖により、人々が母国を離れられなくなったため、百万長者の移民の数は大幅に減少した。しかし国の制限が緩和されると、ミリオネアの移住は再び勢いを増し始めている。
●移動した富裕層の数
2018年=10万8,000人、2019年=11万人、2020年=1万2,000人
2021年=2万5,000人、2022年=8万8000人(仮定)、2023年=12万8000人(仮定)。
●国を去るミリオネア?
超富裕層が国を動かす理由はたくさんある。脱出紛争もその1つであり、ロシアとウクライナでは当然である。
2022年の終わりまでに、最大の移民数のいくつかを見ると予測されている。
脱出するミリオネア上位10か国
1ロシア1万5,000人
2中国 1万人
3インド 8,000人
4香港 3,000人
5ウクライナ 2,800人
6ブラジル 2,500人
7イギリス 1,500人
8メキシコ 800人
9サウジアラビア 600人
10インドネシア 600人
ロシアでは1万5,000人の百万長者が国を離れると予想されているが、ウクライナは、その富裕層のなんと42%が2022年末までに国を離れる可能性がある。中国はまた、億万長者の人口が大幅に減少し、1万人の移動が見込まれる可能性がある。
●ミリオネアの移動先 上位10か国
1アラブ首長国連邦 4000人
2オーストラリア 3500人
3シンガポール 2800人
4イスラエル 2500人
5アメリカ 1500人
6ポルトガル 1300人
7ギリシャ 1200人
8カナダ 1000人
9ニュージーランド 800人
移動先にオーストラリアが多い理由は、医療費の低さ、相続税の欠如、そして繁栄している経済である。(出典 visualcapitalist 2022年6月15日)