シュールの本棚

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9 大富豪の世界 米億万ドル経営者

高齢者向けプライマリケア施設「オーク・ストリートヘルス」

 アメリカの経営者の億万長者は、全てITによって業界を革新させた企業のオーナーといえる。アメリカIT企業の給与は高額であるのは、IT企業の業績が著しく好調だからである。そして優秀なエンジニアを獲得するために、彼らには高額な給与が提供されるのだ。(ただし「オーク・ストリートヘルス」は、高齢者医療業種で、ITがメインではない)

1.イーロン・マスク(Elon Reeve Musk)66.5億ドル
 電気自動車企業テスラのCEO。宇宙開発企業スペースXの創設者およびCEO。彼の2020年の報酬は合計66億ドルを超えた。
12歳のときに最初の商業ソフトウェア「Blaster」を販売する。2004年、電気自動車ベンチャーテスラ・モーターズ」に出資し会長に就任。

2.マイク・ピコス(Mike Pykosz)5億6800万ドル
 メディケアの高齢者向けプライマリケア施設を運営する「オーク・ストリートヘルス」の最高経営責任者
同社は現在、3つの州の6つの市場で、2万8,000人の患者にサービスを提供する20の診療所を運営している。サービスの行き届いていないコミュニティで、750人の従業員のチームを率いてヘルスケアを提供している。

3.トレバー・ベズデク(Trevor Bezdek)4億9700万ドル
 GoodRx社の共同CEO。GoodRx社(カルフォルニア2011年)は、Webサイトとモバイルアプリを運営するアメリカのヘルスケア企業。米国内の7万5000を超える薬局をチェックして処方薬の価格を追跡し、薬の割引のための無料の薬クーポンを提供する。2020年2月25日の時点で、何百万もの人々が「GoodRxアプリ」をダウンロードした。
2020年のBezdekの給与とボーナスの支払いは合計で約98万ドル。彼はまた、5億ドル近くの株式報奨を受け取った。

4.ダグラス・ハーシュ(Doug Hirsch)4億9700万ドル
 GoodRxの共同CEO。2020年にベズデクと同じ給与、ボーナス、株式報奨を獲得した。彼はYahoo!で最初の25〜30人の一人であり、Yahoo!を含むほぼすべてのコミュニティ/コミュニケーション製品を運営していた。その後、彼はFacebookの最初の20人の従業員の1人であり、現在はGoodRxの共同創設者の1人。

5.エリック・ウー(Eric Wu)3億8800万ドル
 OpendoorのCEO。2009年9月、ウーはMovity.comを設立し、地理データを集約して分析した。Movityは、国内最大の犯罪データベースを編集し、騒音、通勤時間、学校の境界、住宅価格などの他のデータセットを使用した。2014年3月にはOpendoorをカリフォルニア州サンフランシスコで設立した。その使命は、住宅用不動産を流動化させ、不動産をオンラインで売買することで、従来の販売プロセスを変革した。
 
6.アレックス・カープ(Alex Karp)3億6900万ドル
 ビッグデータ分析ソフトウェア会社の「Palantir Technologies」を運営。コロラド州デンバーに本社を置き、2003年に設立された。会社の名前は、「ロードオブザリング」に出てくる魔法の「パランティーア」に由来。これは、コミュニケーションや世界の他の地域での出来事を見るために使用される水晶の球と説明されている。

7.ティム・クック(Tim Cook)2億6500万ドル
 Appleの前CEOスティーブ・ジョブズの元で経営の実務面を担当し、同社の躍進を支えた。病気治療で休職したジョブズに代わりCEO代行を務めた後、2011年8月、ジョブズの引退に伴いCEOに就任。クックの2020年の年間報酬総額は約2億6500万ドル。300万ドルのCEO給与は、彼の1,070万ドルのボーナスと2億5,000万ドルの株式報奨。

8.チャド・リチソン(Chad Richison)2億2000万ドル
 オンライン給与ソフトウェア会社PaycomのCEO。Paycomは、オクラホマシティに拠点を置き、米国全土にオフィスを構えるアメリカのオンライン給与および人材技術プロバイダーである。CEOのリチソンは、2020年に米国で最も有給の幹部であり、10年間の業績契約の一環としてPaycomから2億1,113万ドルを獲得した。報酬は主に、会社が2026年と2030年までに特定の株価ベンチマークに達した場合にのみ権利が確定する株式で構成される。(出典 The Motley Fool  2022年1月25日)