シュールの本棚

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20 連環画の壺 「楊貴妃」

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図1 連環画「長生殿」表紙

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楊貴妃を寵愛する皇帝玄宗は、楊貴妃の兄を宰相とし、 彼女の3人の姉にはそれぞれ泰国、韓国、虢国夫人とする。

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戦いに敗北した安禄山、酒場に入って自分の行末を憂う。

連環画の壺 20『長生殿』

『長生殿』(ちょうせいでん)は、清の洪昇(こうしょう)の古典戯曲。前半は楊貴妃の入内からその自殺まで、後半は安禄山の無道と鎮圧、その後の玄宗の生活を描く。

唐の皇帝玄宗楊貴妃を寵愛するが、曲江の宴で、楊貴妃は姉の虢国夫人が玄宗に近づいたことに嫉妬して二人を殴る。唐明皇は怒って楊貴妃に暇を出すが、すぐに呼びかえす。楊貴妃の誕生日に長生殿で宴を開き、楊貴妃が舞う。その後、玄宗楊貴妃のライバルの梅妃を訪れ、楊貴妃が知って大騒ぎになる。安禄山は戦いに敗北し、東平郡王に封ぜられるが、朝廷を欺むいて百万の兵を蓄え反乱を起こす。(資料 連環画「長生伝」全178図)