23 芸術家と金 ジャッキー・チェン
ジャッキー・チェン(1954 - )香港の俳優、監督、プロデューサー、武術家。
カンフー映画の世界にコメディの要素を取り入れた、明るいカンフー映画を提供し、一躍アジアで有名になる。
『スネーキーモンキー/蛇拳』(1978)に出演。コメディ路線を打ち出したこの映画は、高い興行成績を上げた。続く『ドランクモンキー/ 酔拳』(1978)で、スーパースターとしての地位を確実にした。
次作『クレージーモンキー/ 笑拳』(1979)では、監督業にも進出。1979年にはゴールデン・ハーベスト社に移籍。自ら監督と主演を務め『ヤングマスター/師弟出馬』(1980)を作った。
1980年代には、『プロジェクトA』(1984)や『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985)が大ヒット。香港映画界を代表するアジアのトップスターとなる。
1998年『ラッシュアワー』の大ヒットで、ハリウッドスターの地位を築き、続編『ラッシュアワー2』(2001)は全世界興行成績で大ヒットを記録した。
2010年の『ベスト・キッド』は、2000年代の出演作では最大のヒット作となる。
2012年の『ライジング・ドラゴン』で「本格アクションからは今作限りで引退」と宣言。
2015年に『ドラゴン・ブレイド』が大ヒットし、2010年代最大の成功作となる。
武術スターは相変わらず活発で、過去1年間で5本の映画を制作している。彼は映画の収入を裏書とライセンス契約から何億も稼いでいる。以下は雑誌「フォーブス」の調査より。
「フォーブス」2015年8月調べ:5000万ドル(55億円=1ドル110円で換算)
「フォーブス」2016年8月:6100万ドル(67.1億円)
「フォーブス」2017年8月:4900万ドル(53.9億円)
「フォーブス」2018年8月:4500万ドル(49.5億円)
「フォーブス」2019年8月:5800万ドル(63.8億円)
「フォーブス」2020年10月:4000万ドル(44億円)