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17 上海の盛衰 上海の2大映画館

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キャセイシネマ(国泰电影院)

キャセイシネマ(国泰电影院)
 上海の映画館キャセイシネマ(国泰电影院)は、もともとキャセイ・グランドシアター(国泰大戏院)と名付けられ、最も繁栄した通りである霞飛路(淮海中道)にある。1932年1月にオープンした。当時、「キャセイシネマ」は、高級住宅に囲まれた豊かで文化的地区で、周囲の道路は自家用車でにぎわっていた。
 戦後「キャセイ・グランドシアター」は「キャセイシネマ」に改名され、1950年代と1960年代の上海の映画文化を推進した。2003年に改修が行われ、フラットスロープ映写ホールは、スタイルの異なる3つの階段状映写ホールに変わった。

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グランドシアター(大光明电影院1933年)

★グランドシアター(大光明电影院)
 上海の南京西路にある大光明シネマは、1928年12月に建てられた。建築面積は1万平米を超え、座席数は1,554。これは中国で最も古い既存の映画館の1つ。1933年に一度再建されたグランドシアターは、再建後中国初のワイドスクリーンステレオ映画館となり、「極東初の映画館」の称号を獲得した。第10回上海国際映画祭の上映会に連続で参加。11年連続で国内No.1の興行収入を獲得。2008年に1億2000万元を費やして改修し、5つの小さな劇場が追加され、最大の劇場も設置された。(資料「新民晚報」2019.7.15)