11 プーチンの秘密 ボディガード
2000年に政権を握って以来、権力を保持しているプーチンは、彼の安全と健康に気を配っている。暗殺者から身を守り、COVID-19を絶対に避けている。2020年4月に、彼がコロナ患者のいるモスクワの病院を視察した際に、フルフェイスの呼吸器を備えた化学防護服を着用した。
プーチンのボディーガードは、ロシア連邦防護局(FSO)に属す特別な部隊で、ウェブサイト「ロシア・ビヨンド」によると、プーチンのボディーガードは、体力はもちろん、寒さに耐え、暑さで汗をかかないなどの条件によって厳選されている。
伝えられるところによると、プーチンを保護し、徹甲弾を搭載したロシア製の9mmSR-1セルジュコフピストルを運ぶ特別なブリーフケースが準備されている。
プーチンが旅行する際には、事前チームが数ヶ月前から目的地を偵察し、一般市民がどのように歓迎するか、そして悪天候や自然災害の影響を受ける可能性があるかどうかを確認する。
彼が滞在する場所は、すべて検査を受け、爆弾の遠隔爆発を防ぐために妨害装置が設置され、技術者はその地域の携帯電話やその他の装置の電子監視を行う。
道路上では、プーチンの車は、AK-47、対戦車擲弾発射装置、携帯型対空ミサイルで武装した軍の特殊オペレーターを運ぶ重装甲バンの護送船団によって守られる。
そして、彼が公の場に出ると、彼の個人的なボディーガードから順に、4つの警備の輪が彼を取り囲み、外の輪は群衆の中に隠れて周囲を警戒し、周囲の屋上には狙撃兵がスタンバイしている。
FSOは、電子盗聴、郵便物の開封、家屋の捜索、車両の押収、容疑者の拘留と尋問など、幅広い権限を持っている。プーチンのボディーガードは35歳になると交代するが、その後は地位の高い役職が用意されている。
2016年、「ロシア・ビヨンド」は、FSOがプーチンの安全を確保するために「大統領の影武者」を採用することがあるという。プーチンは、2000年代初頭にチェチェンに旅行したときに、その存在を認めたことがある。(出典 nypost.com/2022.3.4)