14 戦争経済 トルコの戦闘ドローン売込み作戦
成長するトルコの防衛産業は、2013年から2017年の間に武器の輸出を大幅に増加させた。これは世界で最も高い割合の増加と言える。トルコは、2023年の防衛ビジョンの目標達成が順調に進んでおり、最先端の防衛製品を提供することで、世界の防衛産業のトップ7に加わった。
●2021年までに達成したこと。
・トルコの防衛輸出は大幅に増加し、トルコの武器メーカー、アセルサン社(本社アンカラ)は24%の成長を報告、4億5,000万ドルをはるかに超える価値のある輸出契約を締結した。
・2021年は、トルコのTB2ドローンが現代の戦争の戦い方を変え、人的被害を最小限に抑えるスピード、精度、効果を示した。
・8月に軽いドローンよりも製造が困難なヘビークラスのAkinci無人戦闘ドローンがリリースされたことで、トルコは世界のトップ3ドローンメーカーに加わった。
・2022年、トルコのAkinciドローンは、26時間近く飛行することにより、トルコの航空史を打ち破った。
・シリアとアルメニア-アゼルバイジャン紛争でのドローンの使用は、巻き添え被害を減らし、従来空軍のない国に防御オプションを提供できることを世界に示した。
・トルコの武器メーカーは、ドローンを撃墜する機能をもつカミカゼドローン「フェダイ」を完成させた。
・トルコのドローンはまた群衆の中でも、顔認識を備えた小型の戦術ドローンをリリースした。
(資料 TRTWORLD 2021.12.28、DailySabah 2021.1.11)