16 インドの盛衰 コロナ影響下のインド旅行
新型コロナはインドでもの旅行方法に大きな変化をもたらした。 これらの影響が、2021年のインド旅行がどう変わりつつあるかを「indiatoday」(2021.7.12)が報じている。以下はその概要。
インドの旅行業界、特に国内旅行は、復活に向かっている。インドの旅行者は、ロードトリップ、週末の休憩、滞在を通じて、ふさわしい休暇を求めている。
AirbnbとYouGovの最近の調査では、インドの旅行者は個人的に、より多くの地元の体験と自然旅行を探していることを示しているという。パンデミックは、人々が旅行に取り組む方法に影響を与えたが、その傾向はしばらく続くようだ。
●健康と安全に関する取組みが上位に
Booking.comによる「旅行の将来に関する調査」によると、インド人の77%が、 安全上の懸念から、目的地の健康と衛生に関するポリシーが明確な宿泊施設を予約すると述べ、71%が特定の目的地を完全に回避すると述べている。
●一人旅の傾向
旅行はパンデミックに悩まされ、一人旅のトレンドはさらに勢いを増す可能性がある。Booking.comの南アジア地域マネージャーは、
「パンデミック前のデータでは、インド人旅行者の18%だけが自分で旅行を計画しているのに対し、旅行者の54%は、将来一人旅を計画している」と述べている。また旅行者の49%が、2020年に失われた時間を埋め合わせるためにもっと旅行したいと言っている。
●非接触型旅行
パンデミック後、旅行およびホスピタリティ業界は、サービスを可能な限り非接触にすることで、旅行者の信頼を高める努力を払ってきた。 空港やホテルでの非接触型チェックインから、オンラインでのホテルでの飲食物やコンシェルジュサービスの注文まで、非接触型決済は標準になりつつある。これからは、「そこは十分な社会的距離を確保していますか?」に答えることがひとつの条件となるだろう。
旅行者は現在、有意義な体験を見て、そうしたつながりを育んでおり、都市に焦点を当てたマスツーリズム形式よりも、これを優先する可能性がある。
●持続可能性がすべて
旅行者は(自然や環境の)持続可能な目的地を旅行することを意識し、環境に優しいエリアの選択を目指している。 AirbnbとYouGovの調査に回答した約94%の回答者は、2021年に持続可能な旅行を検討すると述べている。