2ソウルの盛衰 韓国のカジノ産業
韓国では最初のカジノが、1967年8月10日に「仁川オリンポスホテル・カジノ」(現仁川カジノ)が開設され、翌1968年には在韓外国人と外来観光客向けに有名な「パラダイスカジノ・ウォーカーヒル」がオープンした。しかし1969年9月に法改正で、韓国人のカジノ入場を禁止し、外国人に限って許可した。
韓国にはソウル特別市、 仁川広域市、 釜山広域市、 済州特別自治道など 17個のカジノ施設があるが、これは外貨獲得を目的とした 外国人専用カジノで、韓国人は入ることができない。1995年に制定された特別法に基づき、2000年10月に韓国人が入場できる「江原ランドカジノ」がオープンした。しかしラスベガスを凌ぐマカオのカジノの参入で、韓国のカジノを訪問する中国(1位)と日本人(2位)観光客の数は、2014年の230万人レベルで、2015年には170万人水準に減少した。(news2day.co.kr)あらたに日本にカジノが出来れば、入場者総数は更に減少するという見通しが優勢だ。
なお、2018年の中国・日本を含むカジノ入場者総数は外国人観光客283万人、外国人観光客のカジノ利用外貨収入は15億ドル、国内カジノ業従事者は約8,000人となっている(資料 koreacasino.or.kr)