シュールの本棚

世界で日々起きていることは、現実を超えて進んでいる

15 香港の盛衰 天壇大仏

f:id:danbuer:20210331212432j:plain

ランタオ島の大仏

f:id:danbuer:20210331212513j:plain

製造過程の大仏の頭部(写真 宝蓮禅寺HPより)

 天壇大仏は世界で最も高い屋外の青銅製の仏陀で、香港最大の島・ランタオ島の標高482mの木魚峰に座している。この大仏は、1989年に完成し1993年12月に正式に式典が行われた。その高さは台座を含めると34m。宝蓮禅寺が計画し、1979年に僧侶たちは中国を訪問して、龍門と莫高窟にある仏像を見学した。そうした要素を取り入れて完成したこの大仏は、香港、国と人々の安定と繁栄、そして世界の平和を象徴している。
 天壇大仏は200本の青銅鋳物で構成されており、高さ26m、重さ220トン。大仏の顔は龍門石窟の仏を参考にしており、服の風合いと頭飾りは敦煌の洞窟36にある釈迦牟尼像を参考にしている。
 この大仏は香港の重要なランドマークであり、多くの中国人や外国人の信者や観光客が参拝や見学に訪れる。
大仏参拝の利便に全長5.7kmの観光用のケーブルカーが利用できる。 資料 https://www.plm.org.hk/eng/home.php