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9 香港の盛衰 スターフェリー

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日星号(Solar Star)

 スターフェリーは香港島と九龍の間のビクトリアハーバー間を運ぶ。 このサービスは、1888年に「カオルーンフェリー会社」として設立され、1898年には現在の名前を採用した「スターフェリー会社」によって運営されている。
 同社は12隻のフェリーを運航しており、港を横断する2つのルートを運営で、1日あたり7万人、年間2600万人以上の乗客を運んでいる。
 第二次世界大戦中の1941年12月、日本軍が香港を占領下に置いたの44ヶ月間は運航を停止した。その後1946年から運航が再開された。
 1972年のヴィクトリア・ハーバーの両サイドを結ぶ「海底自動車トンネル」の開通で、バスやタクシーでの香港島への往来が可能となり、乗降客数が減った。その後1980年2月、地下鉄荃湾(せんわん)線の尖沙咀(チムサーチョイ)駅ー金鐘(きんしょう)駅間が開通し、1989年に2本目の自動車トンネルが開通したが、スターフェリーは香港の重要な観光資源になっている。(資料 ウィキペディア