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8 上海の盛衰 宋慶齢の故居記念館

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宋慶齢の故居記念館広場

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旧居内の食堂

 上海の淮海中路にある宋慶齢(そうけいれい1893 - 1981)の旧居の本館は、1920年に建てられた小さなヨーロッパ風のこじんまりとした2階建ての家で、赤い屋根瓦と白い壁で飾られている。
 彼女は「宋氏(家)三姉妹」の一人で、孫文(1866 - 1925)の妻。1949年に国共内戦が終ると、台湾に逃れた蔣介石、宋美齡とは異なり、中国大陸に残留。中華人民共和国が成立すると、中央人民政府副主席を務めた。死の直前に「中華人民共和国名誉主席」の称号を授けられた。
 この上海宋慶齢故居記念館は、2019年1月から一般公開を再開した。ここは上海の解放が幕を開けた1949年の春から彼女が引っ越した場所で、国政に従事する主要な場所の1つでもあった。ここには写本、手紙、印章、写真、その他の文化的遺物が保存されている。 (資料「澎湃新聞」2019.1.26)