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20 ニューヨークの盛衰 急落したアッパーイーストサイドの家賃

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マンハッタン・アッパー・イースト・サイド(写真 amny.com)

 アッパー・イースト・サイド(Upper East Side)は、ニューヨーク市マンハッタン区の富裕層の住む高級住宅街としてその名が知られているエリアである。
しかしコロナウイルスの影響で、ニューヨーク市のどの地域でも賃料が急激に下落している。
 「Street Easy」の2020年11月の市場レポートによると、ニューヨーク市の賃料は、大恐慌時よりも大幅に下落したという。なかでもマンハッタン地区の賃料は前年比で12.7%下落した。(大恐慌のときの家賃の下落は約10%)。分析された3つの自治区(ブルックリン6.3%、クイーンズ5.7% )の中で、最も下落幅が大きい。
 これまでニューヨークの賃料は、約10年間着実に上昇していた。しかし、コロナによる経済的影響は、市場に深刻な打撃を与えている。