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19ニューヨークの盛衰 国際連合本部ビル

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ニューヨーク国際連合本部ビル

 国際連合本部ビルは、ニューヨーク市マンハッタンのイーストリバー沿いにあるタートルベイにある。地上39階・地下3階建ての事務局ビルのほか、総会会議場、理事会会議場、図書館からなる。
 国際連合は第二次大戦終結から1か月半後、1945年10月24日に発足した。国連本部の所在地は、ロックフェラー2世がマッハッタンの土地の購入費用850万ドルの提供を申し出て、同土地を国連本部の場所とすることが決議された。当初の建築予算は約8500万ドルだったが、45階建てから39階建てとして2000万ドル予算をカットした。こうして、資金全額をアメリカ政府から無利息で貸付けを受けた。1950年8月には事務局職員がオフィスに入居を開始し、全ての建物が完成したのは1952年だった。
 総会議場の建物は、敷地のほぼ中央に位置し、縦約116m、横約49m、屋根には円形ドームがある。議場ホールは奥行き約50m、幅約35m、天井の高さ約23mで、2階から4階を占めている。議場には1321席が設けられ、全加盟国192の代表団を収容できる。3階は244席あり、その上のバルコニーには記者席と一般傍聴席がある。ここは国連の管轄のため、国連ビルを訪れる際はパスポートが必要となる。 資料 https://news.un.org/en/