シュールの本棚

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3 ニューヨークの盛衰 ニューヨークのユダヤ人

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ブルックリンのラビの孫の結婚式に参列する人々(times of israel 2020.11.25)

アメリカはイスラエルに次いでユダヤ人が多い国で、その数およそ513万人、アメリカの人口の約1.7%を占める。都市ではニューヨーク市ユダヤ人は175万人(2015年)と一番多い。
 ユダヤ人がニューヨーク州に来たのは17世紀。 1654年8月に、最初のユダヤ人がニュー・アムステルダム(1664年ニューヨークと改称)に来た。ユダヤ人入植者のグループは、1654年9月にブラジルからの難民だった。ポルトガルがブラジルを征服したため、そこにいたスペイン人とポルトガル人のユダヤ人がニュー・アムステルダムに来たのである。
 アメリカのユダヤ人の第2期はドイツのユダヤ人である。1830年代から1880年代にかけて、中流階級のドイツ系ユダヤ人がニューヨークに到着した。南北戦争が始まると、約7千人のユダヤ人が北軍で戦い、約1,500人が南軍で戦った。
 1880年から1924年の間に、ロシア、ルーマニアオーストリアなどから250万人のアシュケナージユダヤ人が米国にやって来て、75%近くがローワー・イーストサイドに居住した。この時まで裕福だったドイツのユダヤ人は、アシュケナージの到着をあまり評価せず、移民の多くが定住したローワーイーストサイドから離れ、マンハッタンのアップタウンに一斉に移動した。(資料 英文Wikipedia 2020.12.5)