シュールの本棚

世界で日々起きていることは、現実を超えて進んでいる

15 ロンドンの盛衰 「ニューゲート監獄」

f:id:danbuer:20201124075145j:plain

1 ニューゲート監獄(1900)1902年に解体される

f:id:danbuer:20201124075223j:plain

2 ニューゲート監獄屋外での公開処刑1800年代 (出典)wikipedia(英文)

f:id:danbuer:20201124075310j:plain

3 ニューゲート監獄屋外での最後の公開処刑(1868.5.27)

(出典)図説警察ニュース(1868.5.30)

ニューゲート監獄(Newgate Prison)は、イギリスに1902年まで存在した刑務所。1188年にヘンリー2世の命令によりシティ・オブ・ロンドンのニューゲートに建設され、1236年に大きくその規模を拡大された。古い監獄は一度完全に取り壊され、1770年から8年かけて建物が新設された。

1780年のゴードン騒乱で、刑務所が放火され、受刑者300人が脱走し、多くの受刑者が焼死した。刑務所は2年後に再建された。

1783年にロンドン市は、絞首台を刑務所の外に移した。公開処刑は大勢の観衆を集めた。

1812年に刑務所を訪れたエリザベス・フライは、刑務所の改善に尽力し、ニューゲート監獄は改善されることになる。

1868年5月の公開処刑が最後となり、その後は監獄内で行われるようになる。作家のオスカー・ワイルドも1895年に入獄している。この監獄は1902年に解体された。