14 ロンドンの盛衰 「東インド会社」
3 東インド会社の取締役会議室。1820年 (図版大英図書館)
イギリスの勅許会社である英国東インド会社は、アジア貿易の独占権を認められ、17世紀から19世紀半ばにかけて植民地経営や交易に従事した。東インド会社のオフィスはロンドン東部に拠点を置いていた。
1726年、新しい東インド会社の本社は、パラディオ様式で設計され1729年までに完了した。
1796年に、会社は追加の土地を購入し、敷地を拡張する作業が始まり1799年に完成した。
1857年から1858年にインドで起きたイギリスの植民地支配に対する抵抗運動(セポイの乱)が発生、イギリス政府は、この反乱の全責任をイギリス東インド会社として解散させ、インドを直接統治することになった。そしてリーデンホールストリートにあった東インド会社の本社は1861年に解体された。(図版大英図書館)