5 ロンドンの盛衰 「スコットランド・ヤード」
スコットランドヤードは、ロンドンの全域を管轄する警察組織で、公式にはニュー・スコットランドヤード (New Scotland Yard) という。
今日、スコットランドヤードでは3万人以上の警察官が雇用されている。
ロンドン警視庁本部の初代庁舎の一般入口が、グレート・スコットランドヤード通りに面していたので、この名前がロンドン警視庁と同義となった。ロンドン警視庁は1890年に、ヴィクトリア・エンバンクメント通りに面する場所に竣工したとき、新庁舎は「ニュー・スコットランドヤード」の名称が採用された。2016年11月、ロンドン警視庁は4代目となる新しい本部庁舎に移転した。
2 ロンドンの盛衰 「ロンドン・ブリッジ」
ロンドン橋( London Bridge)は、ロンドンを流れるテムズ川にかかる橋。
これまで何度も立て替えられたが、18世紀の終わりには交通量を考慮して、石造アーチによるものが1762年に作られた。新たな橋は旧橋より30m上流に、着工から7年後の1831年に完工した。この橋は大理石で造られ、長さは283m、幅は15 m、開通日は1831年8月1日である。その日、式典が橋のたもとの会場で行われた。(図参照)1831年に完成したロンドン橋も、基礎の沈下のために取り壊されることになり、1968年4月18日にアメリカの企業家に売却された。現在のロンドン橋は1973年3月に開通した3連のコンクリート梁からなる283mの橋梁である。
1 ロンドンの盛衰 「英国王朝100年祭」はじまり
「シュールの本棚」の第7回の特集は、大英帝国の首都ロンドンの話を24話でまとめてみたいと思います。
次にパリ、ニューヨークと続ければいいのですが。未定です。
1814年、イギリスと連合軍は、フランスとの約20年間の戦争の後、ナポレオンを破った。 フランスの指導者が追放され、1714年から続いたイギリスの王朝ハノーヴァー朝の100年を迎えた祝いのため、1814年の夏、ロンドンのセントジェームズ・パークとハイド・パークでは、壮大なイベントが催された。 誰もが楽しめるこのイベントの様子は、鮮やかな色彩で記録されていた。図および資料( THE GLORIOUS PEACE OF 1814,historical moment 1814)
24 連環画の壺 「釈迦物語」おわり
壺24(おわり)
「釋氏源流応化事磧」4巻は、明代に広く流通している仏教作品で、百年以上もの間忘れられてきた古書である。図は釈迦の誕生から菩提樹の悟り。そして布教により仏教が中国に伝わり、中国仏教が発展して行く迄の過程を描いている。その数492図。ここではそのうちの4枚を取り上げた。元画は白黒であるが、それに彩色した版を用いた。